ぶらり旅日記
ショップのファームセレクト同行編2
ファームの池を管理棟から臨む。

整然と並んだ池は、現在80面あり、一つの池の広さは大きい池では100m×50mもあり、水深は浅いもので1.3m、大きな池では1.8mのものもある。
両サイドは椰子畑。
広大な土地の中を大型犬がガードしている。
現在建設中の池が26面あり、全面積は9haにも及ぶ。

水源は椰子畑から染み出た綺麗な水が川になって流れていて、全池の排水が画像の右端に縦に流れている川に排水される。

実は池の底に敷く粘土質の赤土が、池の水質を安定化させるポイントである。
池上げの風景。

中央で福井さんが睨みを効かしている(爆)

どんな親から子供を吐いたかを確認しておくのも、次のセレクトの時に大事なポイントになるのだ。
網で寄せ集められた種親たち。

背中の金の巻きを見ると、種親のグレードが揃い、良い親を揃えているのが判る。

ファームの立ち上げ当初、小型美種で稼いだ資金を全て種親の買い付けに注ぎ込んだため、後発ファームながら、効率よく良親が揃えられたわけだ。
まずは、この種親の仔を採ろう。

池のどの魚がいつ卵を咥えたかを確認しておき、日数を調整して池上げするのだが、見てすぐにどの親か判るらしい。
透明度の悪い池なので、そのあたりの感覚も必要なのだろう。

それにしても濃いゴールドヘッドの親ですね。
種親の頭の前に顔を近づけて覗き込み、卵の状態を確認するポール兄さん。

簡単そうで、暴れられたら顔面骨折は免れず危険な行為である。

卵出しの決定的瞬間!

のはずが・・・フレームアウトやん^^;

しかも、シャッタースピード遅いやん(涙)

ま。このあたりが私のカメラの実力です(爆)
バッチリ撮れた時には既に口の中はカラ(笑)

魚体をキープする手は素手で、口を開ける頭を持つ手は軍手というのがポイントなのですよ♪
既に孵化している稚魚とお父さん。

このグレードの親の子供が、どう育つか・・・・良いに決まってますよね!
ここまで育っていれば、もう心配ありませんね。

繁殖は早い親ならば3歳になる前から採れるそうです。
池上げに夢中にになりすぎて、『お池にはまってさあ大変』な福井さん(笑)

靴下ズブズブになってました(苦笑)
稚魚の袋詰に参加される福井さん。

最近、眼鏡を掛けられて先生みたいなオーラを出してます(爆)
『大漁だーっ!』と満足顔の福井さん。

後ろはオーナーの弟のジッャキーさん、目元がダウンタウンのマッちゃんを優しくした感じで、日本語もペラペラなので、いっしょに行動していると時々、本当にガイジンさんなのか訳が判らなくなるのです(爆)
マレーシアのチョウ・ユンファ(笑)、オーナーのポールさん。

片手に持つのはマイクロチップのスキャナーです。
スキャナーは池の中で使うことが多いため、ビニールでパックしてありました。

仔出しをした個体のマイクロチップ番号を読み取って、メモしておき、個体管理と、稚魚のグレード管理に役立てられています。

正直、海外のファームはアバウトにブリードしていると思ってましたが、お見それしましたm(_ _)m
次の個体はナーニ?

何故か、指を咥えて様子を伺う福井さん(爆)
次の個体は、既に子供が遊泳してました。

採れた匹数が少なめであったことから、既に池で泳ぎ、他の親魚に食われた可能性が高いとのこと。

私たちが来るタイミングに合わせて池上げしてもらっために、申し訳ないことをしました。

ヨークサックは全て吸収してしまっていました。
お次の仔出しは、まだ孵化していませんでした。

日本なら、この状態で人工孵化をしますが、ファームでは効率が悪いので、諦めます。

それでも今回の卵はストックルームで人工孵化に挑戦して数匹の孵化に成功したそうです。

赤い小魚は餌のプラティ。

産卵や放精が水中でどのように行なわれているかを知っていたり、未孵化のまま人工孵化が出来る日本のマニアの技術は実は世界的に見ても優秀なのです。

池を一面上げてしまうと、卵が孵化していようといまいと、全ての親魚から仔出しを行なわないと、魚へストレスを与えてしまうため、池上げの日を決めるのは、ファームにとってはとても重要な意味を持ちます。

なので、今回は大サービスでした(笑)
ここでも水質測定を実施。

コンパクト性、簡便性を考えると、フィールドでの水質分析キットとして熱帯魚用のテスターは非常に優秀であり、環境保護団体などの調査では、フィールドの簡易測定に使われてます。
水質は、pH6.0-6.5、KH=1以下、導電率=56μS、硝酸塩=12.5以下と、やはり優秀でした。

安定した川からの水の供給があるからこそ可能なのでしょうね?

毎日、最低pHだけはチェックされていて、数値もジャッキーさんは即答でした。

データによる状態体管理はマニアもプロも同じですね。
一仕事終えて、記念撮影。
左からジャッキーさん、福井さん、お父上、ジャッキーさんの義理のお父上、ポールさん。

義理のお父上も日本語ペラペラで、それもそのはず、東京大学の微生物研究室で発酵学の研究をされてました。

お父上のほうは、今はご隠居でイノシシ狩りの帰りに寄られました。
ナニゲのライフル(新型レミントン)とタイカブのスタイルが渋いです♪ ベルトなんか弾帯だもの!
そうこうしているうちに夕方の餌やリタイムになりました。

ここは比較的透明度が高い池で、他の池では水面付近に魚が来ないと、何匹居るのかも全く確認できませんでした。

左下のようなホテイアオイや、リリーパットを植えて、アロワナの日除けになるような工夫がしてありました。
ストックルームに置いてあったコオロギの大袋から、別の袋に小分けしてオタマでコオロギを池に放り投げる。

過密な充填と熱でコオロギは死んじゃってますが、魚たちは『そんなの関係ねぇ』って食べてました。

でも、飼育水槽と違い、食べ方はのんびりと時間を掛けて食べてますね。
3へ続く