
| 寄せ書き | ||||
| 人工飼料について | ||||
皆様は、どのような理由でアジアアロワナを飼育なさっていらっしゃるのでしょうか? 人が変われば百人十色の理由が有るかと思いますが、その中でアジアアロワナの捕食シーンを楽しみにしている方には、此れからお話することは意味の無い事なので聞き流してください。 私は現在6匹のアジアアロワナを飼育していますが、生餌に惹けを取らない捕食シーンを見せてくれるアロワナは3匹います。 これは私が稚魚の頃から人工飼料に餌付けをし、慣らした結果であり、今の所その成長や体型に何ら問題なく育て上げております。 また、残りの3匹も少しずつでは有りますが餌付けに成功しつつあります。 この3匹は引き取り魚を購入したため、私のところでは成魚からの飼育であり、餌付け自体もかなり難しいと思われますが、それでも餌付いている他の魚に攣られて食べ始めたようです。 何故私がこのように人工飼料に拘っているかと言えば、其れは私が「横着者」だからです。 私は「餌」と言う物を考えた場合、何が一番アロワナに適しているか?と言えば「生餌」だと思っております。 自然界で成長した生物は、その生息域に合った餌を摂取し必要な栄養バランスの上に生きています。 其れは、水面を泳ぐ蛙であったり、水面に落ちてきた昆虫であったり、はたまた水中を泳ぐ魚であったりもします。 自然界ではこのように様々な生き物を捕食しているアロワナですから、私たちがコミニュケーションアニマルとして飼育する場合、現地の環境に合わせることが義務だと思っております。 アロワナの口や頭の形状をみればアロワナ、特にアジアアロワナの場合インセクトイーターだと言う事が推測されます。 ところで、水面に落ちてくる虫と言っても其れは単一のものでは無いと思います。 バッタやコオロギは雑草を主食にしていますし、甲虫類の多くは樹液を餌にしていますが、その体内では幼虫時に蓄えた栄養素に満たされています。 たまには蛙も捕食すると思いますが、その蛙にしても昆虫が主食となります。 では、その昆虫は何を食べているかは、その昆虫によっての嗜好があり一言では言えませんが、多種の草であることは間違いありません。 その草はその草なりの栄養素があり、様々な草を昆虫が食べることに昆虫は子孫を残すための体力を蓄えます。 その栄養に満ちた昆虫を捕食するのですからアロワナと言う魚は、ある意味ではとても贅沢でグルメな魚だと思います。 逆説的に考えれば、其れ位様々な栄養素をアロワナが成長していく上で必要とされるのだと考えられます。 では、現実問題としてペットとしての餌を考えたら、このように色々な栄養素を溜め込んだ昆虫・爬虫類・両生類・魚類を与える事が出来るでしょうか? その餌となる生き物たちを健康的に育てる事が可能でしょうか? 勿論そんな事はやっているという方もいらっしゃるでしょうが、私のような不精者にはとても出来る事ではありません。 だとしたら何を与えればよいか?と言う事に行き当たり「人工飼料」と言う餌に行き着いた理由です。 アロワナの嗜好から言って人工飼料でも「ハンバーグ」が良い餌だと思いますが、保存性の問題・またその殆どが成分表等が明記されておらず、製造メーカーによって栄養バランスが判らない等問題があるのも事実です。 その点乾燥系の人工飼料では成分が判り保存性・ランニングコストの関係で私は愛用しております。 ただし問題が無い訳では有りません。 個体によっては中々餌付いてくれないことも事実です。 このような個体には根気強く及辛抱強く接し給餌しなければなりません。 よく一般的な話題の中で魚を人工飼料に慣らすにはまずクリルからと言われますが、私の場合食感の違いからクリルから餌付かせたとしても、結局は最初から人工飼料に餌付かせてた場合と同じだと思います。 アロワナは喉で人工飼料等は砕いて細かくしてから飲み込みます。 この時殆どのアロワナがその餌の食感に違和感を覚え吐き出します。 と言う事は、飲み込める程度の大きさの餌を与えれば良い、と言う事になりますので初期飼料として15cm位のアロワナには金魚等のベビー飼料を与えます。 これらの餌は胡麻粒大の大きさなので、何とかそのまま飲み込む事も可能で、しかも餌の種類によってはアロワナにとって大変嗜好性の良いものまであります。 とにかく、浮遊する物体を餌としてアロワナが認識してもらう事が必要で、この事さえ巧くいけば後は割と簡単に餌付くと思います。 ただし、この時のタブーは生餌は絶対に与えないと言う事です。 2〜3日餌を抜き、その後パラパラと人工飼料を与え、もし食べないようでしたらその餌は一旦取り出し、翌日再び前回と同じ餌を与えます。 後は食べるまでこの繰り返しになるのですが、もし一旦口に入れその後吐き出したとしたら、餌はそのまま入れておいてください。 翌朝腹部が膨らんでいれば餌付け完了です。 全ての個体が巧くいくとは限りませんが、この方法は割と成功者が多い方法です。 試してみる価値はあると思います。 ペット飼育はあくまで趣味の一環なので人間が苦痛に感じてまで飼育するものではないと思います。 自分のペースに似合った飼育方法をいろいろ試して見るのも良いのではないかと提案いたします。 K’s Farm・管理人・海月 |
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| 海月さんの博学ぶりには、いつも驚かさせるのですが、今回は、人工飼料について実体験を元に寄稿して頂きました。 生き餌の確保は買えば金銭的に辛いし、野外採集は時間と体力の勝負となりますし、誰しも「人工の餌で育てられれば」と考えてしまう事でしょう。 ただ、一般的な人工餌での飼育のイメージは、「大きくならない、色が出ない」等のマイナスイメージが付いて来るのではないでしょうか? しかし長年、人工餌で飼育され立派な体躯を有した海月さんの龍魚を見ると、説得力がありますよね? 新居浜エジソンは人工餌を主体として、あそこまで発色させておられますし・・・ ここらで、私たちも人工飼料について考えてみる必要があるのかもしれません。 新たな龍魚の飼育スタイルへ御提案頂いた海月さんに感謝致します。 いずれ、海月さんには更に詳しく続編を寄稿頂く事としまして、それが待てないセッカチな方は海月さんのwebsiteにリンクから飛んで、実際の龍魚を見て、また、海月さんに具体的な餌付け方法についてはお尋ねください。 私にとって、常に先を歩いて、道案内をしてくださる先輩が居られる事は、大変幸せに感じています。 管理人・きらりきら |
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