
| 寄せ書き | ||||
| FRP大型水槽の設置例 | ||||
”ピラルクー”、私はこの魚をアジアアロワナとよく対比して考えます。 私が熱帯魚飼育を始めて20年、天然のアジアが入らなくなり、それから密輸騒動、そして繁殖個体の輸入解禁からその後は個人での繁殖成功の話題まで、このまさにめまぐるしい流れの中で、いつもアジアアロワナは大切に飼育されて来たように思います。 ・・・高価だから?・・・それでアジアは飼育者を逆に選べてたのかも知れません。(今はピラルクー同様、選べないアジアも多いと聞きますが。)魚にとっては悲しいことに、犬や猫と違って、その値段でほぼ可愛がられ方が決まってしまいますよね。 つい最近、専門雑誌に水槽サイズが昔に比べ徐々に大型化しているという記事がありましたが、20年前でも1800×600×600(H)サイズはアジアアロワナにはスタンダードに用いられてました。 900(D)もありましたが、現在のようには普及はしてなかったように思います。 ただその頃は他の物価に比べてピラルクーがまだ高価だったのか、それとも一般には情報が乏しくマニアしか手を出さなかったのか、終生飼育は無理にしても水量数トンの水槽を用意したり、最低でも1800水槽でアロワナと混泳させたりと、意識は今よりずっと高かったように思います。 近頃は、オモチャか消耗品のように、アロワナでもヒネてしまうような水槽サイズでよく飼われていますよね。 今回画像でも紹介してますが、早い時期からの発色、これもどうも狭い環境からくる、ヒネの一つのような気がします。・・・見た目には好ましく感じたりしてしまうのですが。 なぜかというとブラジルでは大きさによって、1m程度をBodeco、1.5mをBodecon、それ以上を赤い魚の意の”Pirarucu”と呼ぶそうです。(古代魚を飼う マリン企画ヨリ) 私はこのことを知って長年の疑問が解けたのですが、TVの現地の画像でも、赤味の強いピラルクーは少ないですよね。 ただ、奥行きのある水槽でそれなりに育てた方はご存知でしょうが、泳ぐ後ろ姿が全身、真っ赤に見えることがあります。 ・・・大型魚飼育は自分の子供を育てるように命を育み、その姿に癒されまた、逆に育まれていることを感じることが大きな醍醐味だと思います。 ピラルクー、あの大きな魚体がときおり水面で空気呼吸を行いながらゆったりと泳ぐ様、その癒し系のオーラは他に例えようもないですよね。 ・・・そっとしておくのが一番ですね。本当は。 ただ日本に観賞魚として入って来ている以上、最低限のもてなしは、アジアアロワナのマニアのような飼育をしてやることだと思います。 ただ、いまだ個人でのピラルクーの飼育方は確立されていません。 住宅事情からこれから先も普及はしないでしょう。が、飼う以上はこれぐらいの設備を用意すれば終生飼育が出来るというものが確立すれば、アジアをプラケースで飼う人がいないように、ピラルクーも酷い環境で飼われることはグッと減ると思います。 そしてニーズが減れば輸入量も減り、数が少なくなれば大事に育てる方の割合が一段と増えて来るように思います。 勿論、私も始めたばかりで憶測でしかないのですが、私が考える一番コンパクトサイズは:2700×2700×1200(H)で水深60cm、というところでしょうか。 いろいろな見たり聞いたり体験したことを集約すると、間口は4mでも5mでも6mでもあまり問題ではなく、要は大型魚共通の奥行きです。 特にピラルクーは、奥行き(D)と体長サイズが同じ位になると大暴れしてコーナーカハ゛ーをブチ割ったり天板をブチ抜く事故が多く、また、おとなしい個体では序序に背骨が曲がり始め、その後大きな水槽や池、プールに移して大きく成長しても背骨は曲がったままです。 水族館などでも引き取り魚だなと見て取れることが結構あります。 ということで、最大予想サイズより30cmは大きく取ったほうが良いように思います。 ただバランスよく人工飼料でヒネさせない程度に成長させたとして、終生となれば、やはり180cm位の成長は予定して良いかと思います。 今現在、1800×900×600以上の水槽を維持している方達は、この話の水槽サイズにもあまり抵抗感を持たれないと思います。 ・・・既に巨大な水槽やたたき池で飼育されてる話も聞いております。 これからピラルクー飼育を始める方にも是非、大きさ、ヒネさせないスタイルにこだわって欲しいと思います。 ・・・大きさ(そこから発するオーラ)こそがピラルクーの魅力の本質であり、頭で考える綺麗とかカッコイイとかは二次的なものであると私は思います。 では、私の試行錯誤の水槽設備です。 水槽サイズ:5000×2700×1200(H) ポンプ大 :500L/min×2(濾過槽用) ポンプ小 :250L/min×2(水流用) ヒーター :1000W×2 エアコン :14畳用 換気扇 :1箇所 あとがきにかえて きらりきらさん、貴重なスペースを割いて頂いて有難うございます。 これからも益々の山陰龍魚会の発展を祈っております。 山陰龍魚会・ピラ父 写真説明 |
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赤い矢印はチラットですが、部屋の入り口です。 緑の矢印が、水の流出口。 黄色部分はメンテナンス用の足場で幅が75cmあります。水槽奥側の濾過槽の向こう側のスペースは、2700×900×1800の給湯・メンテナンス空間で、その下には配管スペースがあります。 上部ろ過槽は飛び出しの防止にもなり、水位はプラスマイナス90cm変更出来るようにしています。 アクリル板が万一割れても、居住空間に、極力影響が少ない、玄関ホール脇に水槽部屋を設置しています。 |
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設置して二ヶ月、水を張ってからでは手を加えられないので、滑り止め加工のFRPの上塗り等結構、時間と神経を使いました。 |
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無負荷時のポンプ水量はカタログ値にて90m3/hとなるため、水流で体をもっていかれないように、ポンプを停止しての作業中!真面目にやってる長男とすっかり”海のトリトン”気分の次男。こんなとこでも性格が・・・(笑) |
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これぞ醍醐味!ダブルでバコ〜ッンと。ピラルクーの鰓上方から側線にかけての爆気、画像で確認できますか。(手前:アカメ60cm) 野性味溢れるデカピラとまだあどけないチビピラです。 |
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前出のチビピラのアップ!(45cm)1500予備槽から移してまだ間もないころ。 狭い環境から来る早期の発色が頭部まで。 |
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これが自然的な発色!真っ赤な色はとび、画像では確認辛いが頭部全体に 薄くパープルな金属光沢がでてます。 |
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ここに20年間、夢見た光景が!上から見るピラルクーはまた格別で、水面をピシャピシャやってると、2匹とも寄って来ます。 |
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| ついにベールを脱ぐピラ父さんの全て(爆) 最初に当サイトにお出でになられた時、書き込みされた数字を見て、「なんだこりゃ? 与太話?」などと失礼な事を考えていたのですが、飼育されているのがピラルクーと知り、「なるほど」と頷き、並べられた数字を見て衝撃を受けた事を覚えています。 そう、あれは忘れもしない・・・いつだったか(忘れてたりして・笑) アジアをはじめ古代魚・大型魚を飼育される方は誰でも大きな水槽で伸び伸びと自分の愛魚が泳ぐ姿を1度は想像するものです。 でも、現実は設置場所や設備費、維持費、家族の視線等、様々なハードルがあり、実現する事は厳しいといえるでしょうね。 全てのアクアリストは自分の飼育している魚に愛情を注いでいるわけで、大きい水槽を設置する事が愛情表現の全てではなく、大型水槽さえ設置出来ればアクアリストとして偉いと言うつもりは有りません。しかし、大きく育ったピラルクーのオーラを感じたい気持ち。 そのために、これだけの飼育環境を準備されるピラ父さんのピラルクーに対しての情熱や思いの強さは、アクアリストの理想スタイルの1つを全うされていると私は思います。 口で言うのは簡単ですが、これだけの設備を個人で、しかも家の中に設置すると言う現実は、おそらくピラ父さんも書かれているとおり、20年間、ずいぶんと葛藤された事でしょう。 誰でも出来る事では有りません。 おそらく、国内でも、このクラスの水槽サイズを家の中に設置されている方は数10人も居ないのではないかと思います。 これから、ピラ父さんが経験されていく大型水槽ならではの長所や短所は、これから続く、1つの飼育スタイルとしての貴重なデータとなっていく事でしょう。 失礼な話し、アジアアロワナよりも安価であるピラルクー飼育のため、ここまでの設備を準備して愛情を注ぎ込むピラ父さんの姿は、同じアクアリストから見てもオットコ前に思えます。 あっ、実物のピラ父さんも、男前です(^^)。こんな水槽を設置される方なので、実物のピラ父さんも相当イッちゃってる方かと思いましたが、物静かな穏やかな話し方をされる方で驚きました。 同じ山陰人として、ピラ父さんと知り合いになれて、なんだか山陰ってスゴイぞっ、って気持ちになって来ます。 今回は、鬼編集長の指令で、ご多忙なのにダメダシや画像の郵送までお願いしていまい、大変有難うございました。 山陰龍魚会の大龍魚使いのピラ父さん、お疲れ様でした。心より感謝致します。 管理人・きらりきら |
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