
| 寄せ書き | ||||
| 過背金龍の産卵レポート | ||||
●02,07.07 Time10:30 一年半振りに過背金ペア2度目の産卵 ※前回は01,02,10頃 *産卵経過 前回腹の膨らみに気が付かず、混泳の中での産卵に成り大半の卵を他のアロワナに食べられ都合10個ほどししか恰卵出来なかった。(オスが2歳未満だったため未熟と判断し3日後に袋取りして吐かせて確認) 前回の産卵前、メスが餌を食べなくなっていたため、今回も同様に餌食いの悪さを感じ、一月前に約900角に飼育水槽をセパレートし、オスと餌が取れずにやせてしまったモトロと3匹で隔離。 その間オスは餌を食べるものの、メスは腹は減っているらしく興味は示すが口にしても吐きだす。 一月間で口にしたのは4センチのザリガニ一匹だけ。 ただ腹だけは膨らんでいたので抱卵しているものと思っていた。 産卵当日モトロに対しオスメス共に威嚇を開始(前日まではほとんど無し)その行動に気が付き観察メスの下腹部が膨れ排泄口周りも膨らんでいることが確認できた。 産卵が近そうだと思いモトロを出そうと思いながらのんきに食事していると水槽が白濁そして卵がドロドロ・・それを前回同様オスがくわえる。 今回は他魚がモトロだけなのでじっくり観察できた。見ているとオスがクワエきれない卵をメスがくわえている。前回ではなかった行動だ。 食卵しているのか? モトロは散々威嚇されたためか近寄らない。前回の数倍の卵をオスはくわえたようだ。あごが前回より膨らんでいる。 *ペアの個々に付いて オスは体も前回から5センチほど大きくなり、メスと比べてもあまり体格差を感じない様に成った。 ただし餌食いは良いほうではなく、どうひいき目に見ても50センチ無い。 好物は特に無し。 ワームよりザリガニが好き。 金魚はお口に合わないようでめったに口にしない。 スレンダーボディーだが華奢な感じは無い。 体高の割に体厚が有る。 水槽内では小さいほうだがボス的存在で体は傷が無い。(他魚をあまりいじめないしいじめられない) 過背金として2年前に22センチほどで購入。 ショップの話では私が購入する半年前に稚魚で輸入したとの事で、私の予想と空想では生後3年〜多くて4年と判断。 大変きれいに青く光っていた鱗はほとんど薄い金に覆われて、今では鱗底に僅かに薄いブルーが覗ける程度に成っている。 背中は僅かに繋がっておらずまだ暫くかかりそうだが、後方3鰭を含め全ての鰭が金色に染まりつつある。 メスは前回から比べてもあまり変化は無い。後方3鰭も前回散々噛まれた時に小さくなったが、あまり回復していない。 やはりオス同様体系はスレンダーでひょろ長い砲弾型。 ダイエットに常に気をつかっているようで餌食いは他に比べ悪い。 好物もオス同様でワーム金魚はあまりお好みではない。 ただ性格はキツク、成魚で追加した当家唯一と言って良いブランド物の紅龍に対しての威嚇は見ていてつらかった。 また混泳に戻せばやるだろう。 もしかしたらこの紅龍がメスで、やきもち焼いているのかもしれない。 以前過背金の旦那が、この紅龍にすり寄って鳴いているのを私は見逃していない。 体色はオスより金色が濃く、紅金に近い色合い。 3年前にWBの成魚として48センチで購入したと思う。 ・・・違ったかな? あとで調べてみよう。 当然背中は繋がっておらず。 年齢は推定5〜6年。 鱗底はブルーグリーンに光るときが有り、WBだった片鱗をみせるが、どう見ても紅金の血が濃く出ただけのようだ。 今回は以前の経験から意識して観察飼育し、産卵に成功出来たと思っている。 ただまだ偶然の部分が多く、ペアに恵まれた結果と言われても反論できない。 取りあえず自分成りに繁殖条件を今後まとめて他の方の意見を聞きたいと思う。 問題は科学的生物的知識が私には無いので数値化したりできないし、具体性の無い感覚的な物に成ると思うので話す相手は限られそうだ。 *飼育設備 水槽 前回と同じ2450*900*650混泳水槽・ 水槽設置高さ 450の水槽台 設置場所 居間/ 我が家の生活の中心 私は居間で寝ています。 濾過槽 1400*750*450 3層(1層目にシポラックス30リットル 2層目ドライ用ボール40リットル 3層目セラミックリング130リットル (一層目上部にウールボックス 600*300*350にウール詰め込み 上部に物理濾過用ウール) 換水 新水常時注入 250L/日 (水道水・Ph7.0 KH1 伝導率180μ) *水質 PH 産卵時6.0〜6.1 (通常6.4 2日前に大量にワーム給餌 したため降下) KH 4 最近少し高め 導電率 240μs これも高い 水温 30度(1月前28度から29度に上げ、 ここ2・3日の気温上昇に伴い産卵時 30度)冬季27度、3ヶ月前に28度に上げた 照明 12:00〜22:00 水中蛍光灯FL30W x 3本 夜間居間の天井照明100w25時くらい まで。 その他にガラス越しに外光が強めに 当たる。 その他 外光が入るので苔は生えるが、1週間に一度 さっと拭く程度ですむ 水槽設置環境としては床に座って目線に来る ように高さを設定したのでかなり低い。 良く言われる静かな環境では無い。 家が狭いので水槽の前にはいつも誰かがいる ので魚は人に慣れてしまっているよう。 混泳魚 紅龍50〜55センチ4匹(12センチの頃から混泳で飼育) 紅龍53センチ 1匹(成魚で購入) 紅金45〜52センチ3匹 (繁殖目的で引き取り) シルバー 75センチ1匹 (長男の魚 ) ピラルク 80センチ1匹(預かり。1年以上家にいる。) モトロ 50センチ1匹(水質監視用) ダトニオ+1 27センチ1匹(アロワナにはダト縁起物) パロット15センチ 2匹 (残餌処理部隊) セルフィンP18センチ1匹 (苔掃除用) *その後の経過 前回と違う点に付いて気が付いたのは、卵が出る前に水槽が白濁した事で、鮭の産卵シーンと映像がダブったことだ。 前回も白濁した事はしたが、それは卵を他の魚が食い散らかして、その屑によって出来た濁りで、前回の写真を見ても違いが解る。 この事から、前回はやはり未受精卵だったと思う。 3日で取りだした卵は約1週間ほど色形を保っていたが白く変色して崩れてしまった。 今回は受精までは行ったのではないかと思う。カミさんの目を見たら(¥¥)になっていた。 産卵1時間ほどしてアロワナが卵を吐いた。 数えると10数個は有る。 一瞬血の気が引く。 良く見ると吐いたのはメスで食べたと思った卵をくわえていたようだ。 暫くそのままに成っていたがオスがくわえようとしないので、又くわえ始めたが、今回は食べたようで卵の殻?を口から吐いている。 白く濁っていた水槽も1時間半ほどで透明に成った。 現在オスは頬をいっぱいに膨らませ、エラブタを大きく広げ上層でゆっくりと泳いでいる。 メスは以前報告をいただいた通り下層でバランスを取りずらそうに泳いでいる。(尻尾を下にふらふらしている) ここで前回と同じ問題に直面した。オスとメスを分けるかである。他に水槽が無い当家としてはこのままにしておくか混泳側にいれるかしかない。 前回はメスの回復を待たずに混泳側にいれてしまったがその後メスがセパレータ−越しにオスを見ていたのを思いだし暫くこのままにしておく事に決定。 前回同様メスが寄り添うようにする場面が見られます。 勝手に雄を守っているのだろうと思っています。 朝方は底の方で排水パイプに顔を向けて静かにしていましたが、昼過ぎ照明が点灯されてからは上層をゆっくり泳いでおり、水槽の前で遊んでいる子供達も気にならない様子です。 できれば外で遊んでほしい・・・・ ●02,07.15 オス親から卵を取り出しました。 産卵時に、きらりきらさんに連絡して、きらりきらさんもラフレシア福井さんに連絡を取って頂き、今回は、人工孵化に挑戦する事にしました。 私の水槽は混泳水槽であり、隔離したセパレーターにはメス親も同居していますし、自然に任せた育仔は無理だったからです。 きらりきらさんからも聞いていましたが、咥卵中に餌を与える事で親が卵を食べるケースが多いとは聞いていましたが、ついメス親に餌を上げてしまいました。 すると、心持ちオス親の口が小さくなってしまったという事と、セパレーターの向こう側の魚たちが1週間の絶食でイライラしはじめてケンカが増えてきた事。 それと口の間から見えた卵に血管が見えたので、きらりきらさんから福井さんに聞いて頂いたら、間違いなく受精しているし、日数が9日経過しているので10ミリ程度の稚魚まで成長しているはず。 とのことで、口から出す事に決めました。 取り出しからは、きらりきらさんから聞いたLogcabinさん式の目の粗い網で親を確保する方法です。 前回行なった袋取りでの取り出しは卵を潰す恐れもありましたし、また、麻酔を使う例もあるようですが、稚魚へのダメージも考えて止めました。 取り出した卵は、添付した写真を見てもらえば分かるのですが、かなり食べてしまった様でして、全部で14個くわえていました。 取出し時に2個潰れてしまい、また3個は孵化しておりませんでしたので、現在9個いや9匹です。 10mm程に成長していました。 福井さんの時とほぼ同じだと思います。 ●02,07.16 1匹が卵に気泡が出来て死亡。 もう1匹も口をあけたままです。 ●02,07.17 本日、全て死亡しました。 今朝全ての稚魚の卵黄に水泡のようなものが出来ており、心臓の鼓動も確認できなくなりました。 口出しから2日目で15ミリまで成長していました。 原因は今のところ分かりません。 考えられるのは2日前にコアカを50匹混泳魚達に与えたものが、吐き出されたりしてましたので、それによる水質悪化くらいです。 同じ水で稚魚をキープしていましたので。 水泡は、稚魚が死亡したため出来た物のようです。 水流で変形するほど柔かかった卵が硬くなったようで、変形も見られません。 とにかく残念です。今後のために原因を究明したいと思います。 稚魚の死亡原因を識者のかたがたに御存知でしたらお聞かせ頂きたいです。 福井さんとの違いを調べいつか直接お話できればと思っています。 いろいろありがとうございました。 今の環境の限界、今後の課題も出来ましたし、次につなげていきたいと思います。 また今後ともよろしくです。 咥卵まではかなりの方が成功されておりますし、ここまでで終わってしまいましたので、あまり皆さんの参考には成らないと思いますが、私の繁殖環境は誰が見ても ? だと思いますから、咥卵までならこんな環境でもOKですよ。みたいな感じで紹介していただければと思います。 画像については こちら へ飛んでください。 2002,7,17 hiromi |
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| hiromiさんに産卵当日、ご連絡いただきましたときに、本当に驚きました。 前回、hiromiさん宅に訪問したのが、年末ですので、水槽の様子とかも覚えていますし、私のところの混泳と非常に似たような環境で、産卵・咥卵された事実に大変勇気付けられました。 また、電話等で状況を確認しながら、福井さんとも内容を確認してご連絡させていただく作業は、私にとって、まさに自分が繁殖に成功したかのような疑似体験を味わえ、貴重な経験をさせて頂いたと大変感謝しています。 今回は、ほんとにあと一歩というところで残念でしたが、hiromiさんは着実に前進されていますしスキルアップされていますので、私には羨ましい存在です。 次こそモノにされると信じています。 私は周りで笛と太鼓を叩いて廻るだけで、あとは福井さんの言葉を伝書鳩するだけでしたが、この機会に参加させて頂く事で、幸せな10日間を過ごす事が出来ました。 今回公開頂きました貴重なデータをもとに次の挑戦者が成功への足ががりとして頂ける事でしょうし、また、先人達のデータとの蓄積に寄り、国内の繁殖へ必ず役立つものと思います。 重ね重ね感謝します。 やはり、キーワードは「スレンダーな個体」でしたね。 過去のLogcabinさん、須磨水族園さん、福井さんの成功個体もスレンダー個体。 やはり、観賞的に見ごたえのある個体と繁殖に向いている個体とは違う気がします。 飼育方法自体を変えていく方法があるのでしょう。 雑誌と違い、タイムラグ少なく、レポートをリリース出来るところにwebsiteの管理者として喜びを感じています。 混泳の中での繁殖の可能性や、人工孵化の可能性を教えて頂いたhiromiさんに感謝します。 あわせて多忙な中、適切なアドバイスを下さったラフレシア福井さん、お世話になりました。 お陰で私も勉強させて頂く事が出来ました。 今回に触発されて、まだ見ぬ私の飼育魚の子供達の夢を見ながら、心強い仲間の存在を感じ、また新たな気持ちで飼育に励んでいきたいと思っています。 尚、当記事の校正とチェックをhiromiさんにお願いしてましたら、本日、「今日、卵が完全に無くなったのですが、同時に我が家のトイプードルのペアが産卵もとい、出産しました。めでたい・・ 元気な赤ちゃんが生まれました。とっても慰められる光景でした。」 というメールが届きました・・・。 往くもの来るもの、まさに一期一会ですね。 hiromiさん。 管理人・きらりきら |
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